先日話題に上げたオーテクの「世界初インナーイヤー型プッシュプルドライバ採用」の「ATH-CKR10
なお情報次第では消費増税前に予約が出来たハズの品なのですが、2日ほど遅れで間に合いませんでした。ぎゃふん。というのはどうでもいい話。
まずプレストーリーを述べておくと、主要な音源は現行ウォークマン最上位機種の「NW-ZX1
好みとしては解像度重視。音場が広いといいよね。ZX1の場合むしろオープンエアヘッドフォンの「SRH1840
「世界初インナーイヤー型プッシュプルドライバ採用」。音のひずみの軽減により立ち上がりがよくなり高い解像度が得られるとかなんとか。レビューサイトでは「オープン型ヘッドフォンを聴いているような」という表現まであり、また以前所有していた同じオーテクのオープン型ヘッドフォン「ATH-AD2000」の音質もなかなか好みだったこと、またお値段もそこそこなことなどの好条件が重なり、この際なので購入w
箱。開けにくい。取り出しにくいw
内容物は本体とケース、サイズ違いのイヤーピースと実に普通なもの。イヤーピースはよくあるシリコン型で、SE535LTDと比較するとペラい印象。遮音性はあまり高くないと思われる。
ケーブルは固定型で交換はできない模様。
まず聴く。聴いた瞬間の印象は「ドンシャリ?」だったが、これは比較的低音の弱いSE535LTDに耳が慣れていたためのようで、また別に「シャリ」が強いわけでもなかった。落ち着いて聞くとNW-ZX1に感じていた「質の良い低音」を丁寧に流している感じ。その意味で確かにオープンエアであるSRH1840と性質が似ている。
とりあえずイヤーピースをデフォルトのものから変更して小型化。
引き続き色々聴く。
聴いてると思うのが「素直な音だなー」という感じ。モニターライク、というほどかっちりした感じではないのだが、なんか「すっ」と音が入ってくる感じ?この曲こんなに聴きやすかったっけ?と思うものが多い。
特に弦楽器系の響きが実に良い。上述の「NW-ZX1の上質な低音」を素直に出せている効果か、決して耳障りではない領域で、それでも力強く鳴らしてくれる。
解像度や定位感は十分高い。が、BA型のSE535LTDと比べると控えめな印象もある。が、聴き比べるとむしろSE535LTDだと特定の音域に偏ってる、あるいは全体的に「とっちらかってる」と感じる音源もあるのでこの辺は一長一短というか、ドライバの特性がそのまま音の特性として表れてると言ったほうが良いだろうか。
大雑把に比較すると「音場の広さ:ATH-CKR10<SE535LTD」「解像度:ATH-CKR10≒SE535LTD」「音の深み:ATH-CKR10>SE535LTD」みたいに感じる。また「聴きやすさ :ATH-CKR10>SE535LTD」であり、そのせいか、特にハイレゾ音源聴いてるとなんだか眠くなってくるw
諸々総合すると「まるでオープンエアのような」という表現はワリと近い。もちろんオープンほど抜けは良くはなくインナー型特有の音のこもりは感じるが、それでも相当すっきりした音であることは確か。
なお遮音性はやはりSE535LTDと比較すると劣る。とは言え一般的なインナー型と考えれば一般的なレベル。ピースによって左右されそうな感じ。
とりあえず1stとしてはこんなところ。しばらく聴いてみてエージング(あるいはエージングという名の耳慣れ)の結果どーなるかしばらく様子見。いや様子聴。
2014-04-18 [音楽]