てなわけでここしばらくHGダブルオー(+ザンライザー+セブンソード)に手を出してたワケだが、基本サラリーマンの自分(いや基本もなにも)としては作業に当てられる時間は限られており、しかも年度末進行を迎える中で、その傾向は一層強まっていた。

 作業を効率化するには自身のレベルアップが一番だが、まーさして器用でもなくプラモ歴も短い私としてはそう簡単にレベルアップできれば苦労はない。
 ので、オトナの特権としてアイテムのチカラでの解決を試みる(笑)。

 まずは作業の中でも手間のかかる表面処理に対応するために「PROXXONペンサンダーを導入。いわゆる電動紙ヤスリ。
 電動紙ヤスリとしては電動歯ブラシを改造したモノを長く使っていたのだが、人体向け&電池稼働だったのでどーも力が弱いよーな気がしてた。なんかもっと本格的なのないかなぁと捜索し、模型での使用レビューも存在した上記製品を購入。
 パワーは相当強い。大幅に削るのにかなりの時間短縮を実現できた。一方でパワーが強すぎるため細かいところの調整に困る場面もあり。今は手で削るための当て木と、前述の歯ブラシ改造版と、このペンサンダーを使い分けて作業してます。まあ適材適所だよね。

 で、その削り処理のサイドで活躍してるのが超音波洗浄機「シチズンSW5800
 本来はメガネや腕時計、入れ歯などの洗浄を前提としたアイテムだが、と言うか実は私も基本的にソレを目的に購入したモノなんだが、主な想定利用者であるところの父が死去した後、すっかりプラモ作り専用アイテムと化している次第(苦笑)。
 主な用途は上述のような削り作業の時のパーツ洗浄。水研ぎしながら時々パーツを数秒入れてカスを取り除くのを繰り返す。同じようにヤスリ、紙ヤスリも洗浄するのだが、超音波が細かい目詰まりまで取り除いてくれるので使用感を維持しやすい。そして一番最後に水に中性洗剤を混ぜて完全な洗浄を行うのである。
 あと、これは良い使い方ではないかもしれないが、水性塗料で筆塗りを行う際の筆の洗浄に使える。筆を強くばしゃばしゃとしなくてもすーっと残塗料が溶け出すので楽な上に洗浄効果が高い。が、超音波の振動がどんだけ筆にダメージ与えてるかは未知数(苦笑)。今のところ全然問題はないのだが。あと水性以外の塗料の場合はどーなるかは不明。

 そして。こないだ突発的に導入したのが、超音波カッター「USW-334。超振動の力で対象を切断する、SFギョーカイではメジャーアイテムなアレである(笑)。いわゆるプログレッシブナイフ。
 まーそこはホビー用途。刃先はデザインナイフの小さいもの。スイッチを入れてもぱっと見振動してるかどーか分からない。耳を近づけると「きーん」ってカンジで振動してるのが分かる程度。でも水につけるとすげー波が出て振動してるのが分かる。
 切断力はかなり高い。刃先をプラスチックに当てる。力を入れなければ当然それだけでは切断できない。その状態でおもむろにスイッチを入れると、刃が急に「すっ」というカンジで入っていくのである。この感覚はなかなかに面白い。常に高い温度を保つカッターのようだ。
 温度という話で言えば、超音波振動の弊害で切断物との摩擦で相当の熱が発生する。正直プラスチックは溶ける。刃先にちょっと水付ければ大丈夫かなーとか思ったが、ぶちゃけ一瞬で蒸発して意味を為さない。無理矢理削るとかの用途ならばそれでも良いが、細かい工作をする場合は刃を少しずつ当てていくなどの慎重さが必要になる。
 でも、正直コレは良い。エッチングソーの代用として使える。正直私はエッチングソーの使用が苦手で、使うにしても相当時間と労力を取られていた。コレを導入したおかげで細かい工作の苦労が大幅に減った(故に欲が出て変にモールド彫りとかに手を出し始めてしまっているわけだが)。お値段は3万くらいと、ホビー用アイテムとしてはかなり値が張るが、値段分の価値は十分ある。アイテムとしても萌えるし(笑)。満足。
 ちなみにこの超音波カッター。例えばパーツを左手で持って右手で切除作業をしてる時に、比較的深く刃が入り込むと目には全く見えないがカッターの振動がパーツに伝わっているらしく、左手指のパーツに触れてる部分に熱や痛みを感じてビビる時がある(苦笑)。だいぶ慣れたので気にはならなくなってるが、振動でアイテムを切除するとゆー機能上、それは振動が余計な伝わり方をしている証拠のようなモノなのでダメなサインと言えるだろう。基本はあまり刃を食い込ませないように使うのが正しい。


 とまあ。科学の力、超振動のお話でした(笑)。

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2010-03-11 [ホビー]