[0] ジェネシックオーラについての考察あるいは思索-[Id of Radiance ver.5]





■ ジェネシックオーラについての考察あるいは思索

 緊急特別編その2。ふと思った「ジェネシックオーラ」対する考察、及び個人的な仮説。

『♪ もーえろー!♪ すぅぱー・めかのーいどー♪』
「・・・解説書に『ジェネシック・メカノイド』って書いてありますけど(笑)」
『♪ あーかいー!♪ えなじぃ・くろきーぼでぃー♪』
「茜いエナジー・・・?ああ、ジェネシックオーラの事か。」

『茜い・・・?』

 ジェネシック・オーラ。FINAL6巻でいきなりその存在が明らかになったエネルギー(?)。現状ではソール11遊星主への対エネルギー?である事程度しか分かっていないが、効果として遊星主達のエネルギー源であるラウドGストーンの活動を停止させるらしいことがパルパレーパの口から明らかになっている。
 
 このジェネシック・オーラ。なぜだか最初見たときからある種の既視感を覚えていた。正確にはその「色」に、なんとなく見覚えがあった。
 FINAL7巻の発売にいたり、OP、ボルティングドライバー&ジェネシックボルトの無限波動攻撃、ジェネシックの全身を纏うジェネシックアーマーを見るにつれ、その既視感は強まるばかりであった。

 そう、我々は一度目にしている。原種大戦を終結に導いた朱い『力』。太陽系第5惑星・木星に宿る未知のエネルギー・・・
すなわち、『ザ・パワー』。

 ジェネシックオーラとは、ザ・パワーの一種なのではないだろうか?


 かつて、ザ・パワーの力を目撃したJとアルマは、それを「滅びの力」と表現した。その名の通りザ・パワーはZマスターを絶対崩壊への臨界点へと導き、Jアークを遙か遠くのヴォイドまで吹き飛ばした。しかし、その力の内実以上に重要なのは、
 1.Jとアルマがザ・パワーの存在を知っていた
という事実と、
 2.その力によって何かが滅ぼされた(あるいは滅ぼされる)ことを知っている
という事実である。

 『滅びの力』・・・すなわち『破壊の力』。この図式に気づいた私は、以下の仮説を立てるに至った。


 まずはGストーンについて再検討してみよう。Gストーンについてまとめると、

1.無限情報サーキットである
2.高エネルギー集積体である
3.エネルギーのフィードバックが可能である
4.護の能力をコピーして作られた

 ・・・となる。

 1については、「ガサラキ」でも同様の概念が登場していたが、その言葉を素直に解釈するならば、「無限に情報を格納する事ができる回路」と言うことになる。仮に記憶回路でしかないとしても、情報量が無限である以上、内部に一定のシステムをエミュレートする事も可能なはずであり、その意味では単独でコンピュータシステムを形成する事が可能なのではないかと推定される。ギャレオンやトモロはそういったシステムで動いているのではないだろうか。おそらくは自己コピーをRAIDのように分割保存する事が可能であり、一時的に傷ついたとしても自己修復が可能と推定される。
 2,3については1の応用だろう。特に3はなかなか面白い概念で、マイクのソリタリーウェーブはエネルギーソリトンをGSライドで増幅させ、エネルギーの勃起状態の所を取り出すことで生成されているらしい。エヴォリューダ・ガイのGパワーを効率よく運用するというガオファイガーの「エヴォルアル・ウルテク・システム」も、基本的には同様のエネルギー活性化の概念に基づくものであろう(その究極に位置するのが「弾丸X」と思われる)。
 さて、4である。護の能力・・・浄解能力と、Zマスターへの抗体という力は、実は上記のシステムとあまり関係がない、結果的なものだったと推察される。護の実の父カインの様相からしても「緑の星」の人間は、Gパワーに似た能力を備えた、エヴォリュダーに近い存在だったと推察される。その中で、さらにZマスターの抗体としての能力を備えたラティオ・・・護が、彼らの中でどのような能力的な違いがあったのかは今となっては分からない。

 前振りが長くなった。私がここで述べたかったのは『Gクリスタル』についてである。ジェネシックオーラの放出、ジェネシックギャレオンの調整、ジェネシックマシンの封印と、その力は「ジェネシックオーラ」に直結しているのが分かる。通常のGパワーも放出しているようなので、2種の力を放出している事になる。
ではGクリスタルとは一体なんなのであろうか。私はこれは
「GストーンとラウドGストーンの両者から結晶化した物質」
であると推察する。
 ラウドGストーンは、作中では「Gストーンを超えるもの」としか表現されていない。しかしその逆転したGマークから推察するに、ゾンダーメタルとはまた異なる意味でGストーンと対局の位置にある物質・・・と推察する。まあ磁石のS極とN極のような関係ではないだろうか。お互い反発しあう一方、その特性は極めて近い関係である、と。

 ここでザ・パワーの話に戻る。結果的に原種ですら制御しえなかったザ・パワー。無限の可能性を秘めつつも、冒頭述べたように「滅びの力」であるが故に三重連太陽系でもおそらく運用の実用化は無理だったのだろう。それほどまでに扱いが難しいエネルギーであることが獅子王絆の「ザ・パワーにおぼれてはいけませんよ」という言葉に集約されている。
 さて、エネルギー集積体&フィードバックシステムであるところのGストーンは、一時的ではあるがこのザ・パワーの保存運用に成功した例がある。超龍神である。その力を「保存」という一点に集約しためか、数百万年という時間、制御し得た。その力を一気に戦闘に消費した際、ついには制御できる限界を超え、エネルギーは霧散してしまったわけだが。
 それならば、より強固にエネルギーを集積するシステムがあれば、ザ・パワーを取り込む事も可能ではないか。Gストーンだけでは不可能である。Gストーンと同種で逆ベクトルを持つエネルギー体を用いて、その反発作用によりエネルギーを封じ込め、集積する。それを可能にしたシステムこそが「Gクリスタル」なのではないだろうか。そして、更に特殊化したサーキットを用いて、Gパワーと融合させて取り出したザ・パワー、それこそが「ジェネシック・オーラ」なのではないだろうか。

2003-03-31 [アニメ]

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