[0] ペルソナ4話その4。「見せてやる!人のみが持つ無限の可能性を!」-[Id of Radiance ver.5]





■ ペルソナ4話その4。「見せてやる!人のみが持つ無限の可能性を!」

 いや私バリのアレとか結構好きですよ(笑)。

 前回から多少日が開いたペルソナ4話。のろのろやるしかないので。昨日ようやく1周目クリア。
 数日前にとりあえずBADx2を見た後、あまり準備やらをせずにノーマルボス戦に挑んだらギリギリ負け。パターンとか対処法は把握したんだけど、少し間を取って体制を整えてから昨日再戦。戦術を変えたらさほど労せず撃破。とりあえずノーマルED確認。

 で、セーブしてあったデータで真EDルートに。最初「こんなん誰が見つけるんだ」とか思ったけど、ノーマルEDの流れで「あやしい」事を色々示唆してるんで後はそれに違和感持った人が見つけるかどうかだったかもしれない。ただゲームという媒体の都合上、「2周目で謎解明では」と思ってしまう可能性もあるけど。


 さて、総評を述べる…前にちょっとこちらを見ていただきたく。ペルソナ3をクリアした直後の私の感想です。

 ここで述べてた「良い点」は順当に引き継ぎ&進化しつつ、悪い点として挙げてた不満がほとんど改善されてた。ただでさえ完成度の高かったペルソナ3をベースにブラッシュアップを図ったリメイクタイプ。つまり個人的にはこれこそ「ペルソナ3FES」なんではないかとすら思う。

 特に改善著しかったのが「ダンジョン攻略のタルさ」と「演出のアレさ」(苦笑)。

 P3で、「RPG部の基本」でありながらも不満として残った「ダンジョン攻略」だが、今回はダンジョンの分離(+特性の付加、再攻略の必要性)、ダンジョン自動生成方法そのものの変更(P3:四角形の枠内を壁で区切る従来の方式→P4:通路と小部屋で構成されるアリの巣状の方式)などで、前回ほどダンジョン攻略を飽きずにできるようになった。P3時にウザいだけだった「疲労」の概念をすっぱり外したのも良い方針だったと思う。
 戦闘そのものはP3でほぼ完成されていたが、よりムダが省かれて遊びやすくなった感じ。コミュランクを上げる事での味方のプラス効果とかもあり戦闘はさほど苦労しない。それでも長所短所の組み合わせ次第で即全滅とかあり得るギャンブル性は相変わらず残っているが(苦笑)、まあ、それこそタロット占いみたいなもんで面白さと見ることができるだろう。
 ペルソナはたくさんいるが、あまり使い切れないのが残念なところ。スキル継承も相まって特定のペルソナに集中しやすくなってしまう。個人的には「主人公のみワイルド」なのは良いと思ってるのだが、これはその弊害と言えるかもしれない。

 演出、というかシナリオ。発売前から「田舎町を舞台にした連続殺人を追う少年達」云々で、設定だけで言えば多少P1に近い。P3のように最初から最後まで一本道だったのとは異なり…いやあんまり異ならないけど(苦笑)、要所要所でイベントが発生して物語の核心に少しずつ近づくという話の運びは、P3のようになんだかなんとなくタルタル攻略して最後にラスボスと対峙しましたってのと異なり、全体を通して飽きさせないやり方だった。謎も2重3重に仕込んであるため最後までわくわくできたし。
 またP3のように登場人物を乱立させた挙げ句さしてイベント起こさず消えていったのと異なり、全キャラちゃんとキャラとして意味のある存在だったのが好印象。しかも表舞台と裏舞台としっかりキャラ立てを分けながら、それぞれの役割がちゃんと果たされていたという感じ。

 つーわけで、発売前までは多少危惧してたところがあったんだけど完全な杞憂でした。上手く過去資産をとりこんで進化したお手本のよーな作品。久々に「2周目」をプレイしたくなった(笑)。


 そんなP4にも、敢えて、というかヒジョーに個人的なレベルでの不満…というか要望事項がいくつか存在します。

 作風がライト過ぎる。
 …や、まあ、これは企画のコンセプトそのものと真っ向から対立するのかもしれないけど(苦笑)、どーしても私の頭には「P1の圧倒的なまでの異世界感」と「それに伴う圧迫感」みたいなのがペルソナシリーズにはあって未だに忘れられない。世界のなんちゃらとか邪神云々とかあんまり関係ないにも関わらず、圧倒的な「危機感」として降りかかる災厄。…なんとかあの感覚を再現しれもらえないモノかなぁ、と。
 その意味で作風がライト過ぎる。例えば「テレビの世界」という異世界を構築しつつも、結局現実世界と行き来できる「別の場所」でしかないため、「危機感」としては相当薄い。ダンジョンの難易度とかとは別のところで「危なくなったら帰ればいいんだ」的な安心感がある以上、これ以上の危機感を出すのは困難。犠牲者発生までの時期的なリミットはあくまで「現実的な」危機感だし。
 P1の、「病院に行った直後に街が丸ごと異世界に叩き込まれ、なんだか分からないうちに病院を脱出→なんとか学校まで辿り着く」という初期段階だけでイヤという程味わえる、ある種「目が覚めたら突然無人島でサバイバルを強制された」的な、サスペンス的な異世界感。戦闘の難易度がどうこうという話ではなく、「ゲーム世界の在り方」としての「危機感」。その中で目覚めるペルソナ能力と、対峙すべき謎。あー、実に燃え(笑)。…つまりはそーゆーのが欲しいんですが如何w。
 …この話に関連して、P3、P4と以前のPシリーズのシナリオ的な違いとして1つ明確にあるのが「敵対する組織の存在」の有無。P1のセベク社に相当する、ジュブナイル世界で付き物の「少年達に立ちふさがる大人の集団」というのがP3、P4には存在しない。せいぜい個人レベルで。この辺、話を作ってる人たちの「少年像」と「大人像」…さらに風呂敷を広げれば、現代社会の「少年像」「大人像」に繋がってるのかもしれないなぁ、などと益体もなくオモタ。「壁」として別に「邪神」とか持ってくる必要ないのよ多分。いや持ってきてもいいけど、「神の意志」なんてのを語り出すと途端に話が胡散臭く&安っぽくなる。意志を語るべきは人間であるべき。その意味で、今回ノーマルEDの方が正しかったのかも知れないが、ああも安っぽいアレでもなぁ…(苦笑)。

 もう一つ。さすがにシナリオ地味過ぎる(苦笑)。
 田舎町で起きた殺人事件。これは良い。舞台も別に構わない。
 ただ、せっかく所々入る学生らしいイベントが、ことごとく地味ーなお笑いじみた結末で文字通り寒かった(苦笑)。話の大筋と関係ないからこそ息抜きというか、それなりに爽快感の残るものもいくつか含めて欲しかったが、修学旅行やら林間学校やら文化祭やら、なんだかガッカリなイベントの目白押しだったのが寂しい。この辺上記で望んだ「危機感」と相反する話かもしれないが、例えばXmasイベントとかも、もっとこう萌えな展開というかですね(苦笑)、「危機感の中に育まれる愛」的なですね(笑)、そーゆーのが欲しかったと思うわけですよ。大体クリスマスにカレシの部屋に上がり込んでるとゆーのにどっちも制服姿ってなどーなのとw

 つまり上記2つを総合して一言で言うと「シナリオにシリアスさが足りない」とゆー事になるんだろうなぁ。そしてこれはきっとP3、P4の企画コンセプトと相反するんだろうなぁ。


 またキャラ立てにも少々違和感が残る点が。変に特徴付けようとしてその通り変になった感じ。主要キャラで言えばP3の方が違和感無かったように思う。特に雪子。アンタなんか変だわ色々と(苦笑)。

 ところで、一番最後に仲間になった直斗。見た目的に言えば実は直斗が一番「ペルソナの主役」っぽい外見をしてると思わなかっただろか。どこか孤独感が漂う鋭さというか。「少年探偵」と言う立場的にも「田舎町の殺人事件を追う」主役としては最適だったよーに感じるし。
 全くの推測なんだが、最初P4の主役はこの直斗で進んでたんじゃないだろか。というかまあコ○ンとかそーゆーノリだよね(苦笑)。刑事の家に居候とかありがちだし。探偵と叔父の刑事がビミョーに対立しながらもお互い認め合いながら事件を追うという展開。その要素は若干主人公と堂島との関係にも見られたし。
 ただ、探偵役を主役に据えると現実感を喪失し、かつ主役の閃きのみで話が一本道に展開する可能性がある。なので途中から割とフツーの高校生に替えた…んじゃないかと思うんだが如何。


 そーゆー細かい所くらいしか不満はないですよ。丁寧だし完成度高いし遊びやすいし。
1周目ではわざわざスルーしたコミュとかもあるんで、全コミュマスターを目指して2周目突入。最近では珍しい。まあ2周目なんでゆっくりやりますけど。

 ところでアトラスのサイトだと今なんだか謎の(苦笑)カウントダウンをやってるみたいで、色々見るにメガテン系列の何かであることは間違いないようだが、果たしてナニを持ってくる気やら。「new-moon」と言うドメイン名からして元祖「女神転生」シリーズの新展開か、それともペルソナシリーズの新展開か。
 今日明日には判明するっぽいけど、さて。

関連タグ:ペルソナ
2008-07-31 [日記]

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